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2024.05.13

採用者の活躍

寺﨑 新一郎 先生の新刊が発刊されます。

2018年度に当財団 研究助成金に採用された立命館大学の寺﨑新一郎先生が、6月初旬にご著作を発刊されますので、告知いたします。

以下、新刊のご紹介です。

書名:『グローバル社会の消費者心理:カントリー・バイアスから読む〈こころ〉』

著者:寺﨑新一郎

出版社:早稲田大学出版部

紹介文:カントリー・バイアスとは、外国に対する先入態度をいう。例えば、日本との外交問題をきっかけに中国や韓国で時折表面化する反日感情は、「消費者アニモシティ(敵対心)」というネガティブなカントリー・バイアスでとらえられる。反対に、海外の多くの人たちが日本に対してもつ「日本製品は安くて品質がいい」「日本の漫画やアニメ、ゲームは面白い」というイメージは、「消費者アフィニティ(好意、愛着、感嘆)」というポジティブなカントリー・バイアスでとらえられる。

従来、学界やメディアではネガティブなカントリー・バイアスが取り上げられることが多かった。しかし、本書はポジティブなカントリー・バイアスに注目する。ポジティブなそれを理解することこそが、外国人の日本製品・サービスに対する評価に好ましく作用し、長きにわたり日本のファンになってもらう契機になるからである。

日本がいかに世界の人々の〈こころ〉をつかみ、それによって自国の製品・サービスの海外進出を促進するのか。ひいては、日本という国家のイメージを底上げしていくのか。『多文化社会の消費者認知構造』で数々の学会賞を受賞した気鋭の研究者が、ビジネスパーソンにもわかりやすく書き下ろした一冊。

以下は早稲田大学出版部HPにおける当該書籍の紹介になります。

グローバル社会の消費者心理 カントリー・バイアスから読む〈こころ〉 |早稲田大学出版部 (waseda-up.co.jp)

https://www.waseda-up.co.jp/economics/post-870.html

寺﨑新一郎先生は、2018年度に当財団の研究助成金に採用されました。

当時は高知大学に所属されておりましたが、その後立命館大学に移られ、現在は

立命館大学経営学部・経営学研究科 准教授・副学部長となれております。

今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。