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2016年度 交流会

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 去る9月22日~23日、財団3回目となる交流会が開催されました。 北は北海道、南は鹿児島より、研究団体代表者及び奨学生総勢109名が神戸のホテルに集合しました。直前まで台風が大阪を直撃するという予報があり心配されましたが、二日間共に大きな天候の崩れもなく、盛会のうちに無事全ての日程を終えることができました。  今年度の交流会は認定証授与式から始まり、厳かな雰囲気の中、一人ずつ登壇し、理事長より認定証を授与されました。集合して最初の行事でもあり、理事長直々に授与されるとあって、皆緊張の面持ちでしたが、改めて本財団の助成者或いは奨学生であるという思いを強くしたようでした。
 その後、研究団体代表者3名及び奨学生6名による研究発表会が行われました。各分野から、研究団体代表者が持ち時間12分、また奨学生が持ち時間7分の中で、各自の研究内容について発表しました。各分野を専門とする財団役員の先生方よりコメントが述べられ後、質疑応答が行われました。限られた時間の中で質問希望者全員に発言してもらうことが叶わず残念でしたが、普段は分野の違う研究発表にふれる機会が少ないこともあり、皆興味深そうに聞き入っていました。
 発表会終了後は立食形式の懇親会が開催されました。化学、食品科学、芸術学、体育学、経営学を学ぶ、或いは研究する者同士が分野を越えて和やかに談笑し、財団役員を交えて終始活発な交流がなされました。会場には出捐者である故戸部眞紀の絵画9点を展示し、芸術を専攻する奨学生からは、絵画、陶芸、似顔絵、また大小の石を使った大型の作品まで、昨年度の奨学生から寄贈された漆塗皿を含め、作品計16点を出品していただきました。懇親会中盤には、制作者である奨学生から自身の作品の説明をしていただきました。似顔絵を出品した奨学生からは、予め用意していた理事長の似顔絵を直接本人に手渡すというサプライズもあり、会場は大いに盛り上がりました。
 懇親会終了後に徳島へ移動し、翌日は大塚グループ関連施設を見学した後、昼食を挟んで大塚国際美術館を見学しました。有名絵画の本物と見紛うほどの陶板作品について、ガイドによる丁寧な説明があり、皆熱心に耳を傾け、楽しんでいました。
 盛り沢山のプログラムで、あっという間の二日間でしたが、各々にとって、今後の交流に繋がる意義深い場となったことと思います。

【参加者からの感想】

認定証を直接理事長から授与され、奨学生としての自覚や感謝の思いが強まりました。今後も研究や国際交流活動等に邁進する一方で、今回の出会いを大切に繋ぎ、交流を続けて参ります。
普段の生活の中ではほとんど交流することのない他分野の方々と話をすることができ、新しい知識を得ると共に、自身の研究に対するモチベーションの向上につながりました。美術館は時間内に見切れないほど素晴らしい作品の数々で感動しました。貴重な機会を頂けたことを感謝しております。
「ずっと貴財団の奨学生でありたい」といつも思います。日頃のご支援に改めて御礼申し上げます。
交流会では有意義で貴重な時間を過ごさせていただきましたことを感謝いたします。今後の研究の糧となるようなつながりや学びを得ることができ、今年度残りの半年をさらに自身の向上につなげるべく邁進していく所存です。
交流会では役員の先生方の当奨学金にかける思いに触れ、戸部眞紀財団奨学生としての期待を背負ってさらに学業に励んでいきたいという思いになることができ、戸部眞紀様をはじめ財団の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。残された学生期間に多くのことを学び、頂いた奨学金を社会に還元していきたいと思います。
2日間の交流会を通して、改めて人と人とのつながりの大切さを実感いたしました。これからもさらに多くの輪を築き上げていきたいと思います。このような貴重な場をご用意してくださり、本当にありがとうございました。
日々精進し、化学の研究に打ち込んで参りたいと思います。そして、将来は必ずや国際的に活躍できる人材となり、貴財団からいただいた奨学金を社会に還元いたします。
交流会に参加し、貴財団が人や人との出会いを大切になさっていることを知ることができました。頂いている奨学金に恥じないように勉学並びに研究に努めます。
奨学生に内定した時から交流会を楽しみにしておりましたが、期待以上の内容で、様々な人と知り合い語り合ったどの時間もとても有意義なものでした。
この度は充実した交流会を開催して頂きありがとうございます。分野を問わず新しい刺激を受けたことで、より一層日々の努力に力を入れて頑張っていかなければという意識を持つことができました。また、共に頑張っていこうとする友人を得ることもできました。私たち奨学生そして研究助成の方の為に交流会の企画、準備等して頂き、誠にありがとうございました。