去る8月27日~28日の2日間、今年度の財団交流会が開催され、全国から研究団体代表者及び奨学生総勢108名が集まりました。今年は昨年より一ヶ月早く暑い時期の開催となりましたが、比較的過ごしやすい天候に恵まれ、一日目の認定証授与式、発表会、懇親会、そして二日目の大塚グループ工場見学、大塚国際美術館見学の全ての行事を滞りなく終えることができました。
今年も各分野からの研究発表が行われ、白熱した質疑応答が交わされました。懇親会では、化学と芸術学の学生が自身の展示作品を解説し、また声楽科と演奏学科の奨学生による素晴らしいピアノ演奏とソプラノ独唱(ピアノ伴奏)が披露され、拍手喝采を浴びる大盛り上がりを見せました。二日目の工場見学は、普段なかなか見る機会のない工場内部の様子に皆 興味津々でした。また、大塚国際美術館では、ガイドによる作品説明があり、芸術学を専攻しない研究者、奨学生も含めて、その圧倒的な作品数と本物と見紛うほどの迫力に魅了され、熱心に美術鑑賞を楽しみました。
二日間に渡る盛り沢山のプログラムの中、多分野で学ぶ者同士、財団役員を交えて活発な交流がなされ、名残を惜しみつつ、北は札幌から南は鹿児島までの帰路につきました。
【参加者からの感想】
交流会に参加して改めて財団の沿革や理念を理解し、他の奨学生の方々と素晴らしい出会いをすることができました。奨学金によるご支援だけでなく、このような素晴らしい機会を与えていただき深く感謝いたします。このご恩を心に刻み、財団奨学生としての責任を持って今後も勉学に励みます。
大変工夫されたプログラム構成のお蔭で、二日間とは思えないほど有意義な内容でした。心のこもった素敵な会を開催してくださり、故戸部眞紀様や運営に携わられた皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。どの瞬間を切り取っても、皆さんからパワーをいただけた二日間だったので、今度は皆さんにパワーをお返しできるような研究をできるよう更に励んでまいります。
工場見学では製品が作られる現場を間近で見られるだけでなく、その背後にある物づくりに対する真摯な姿勢や柔軟な思考を感じることができました。また大塚国際美術館では、世界の名画をまるで現地にいるように鑑賞できる大変貴重な体験ができました。このようなまたとない機会を与えていただきありがとうございました。
奨学生に採用していただいただけでも感謝しきれない上に、素晴らしい交流会に参加させていただきありがとうございました。交流会で得たご縁を大切にしていきたいです。財団の奨学生であることに誇りと自覚を持ち、日々精進していきたいと強く感じました。期待に応えられるように頑張っていきます。