本財団は2013年に故 戸部眞紀氏の遺言により、一般財団法人 戸部眞紀財団として設立以来、2024年12月をもって設立10周年を迎えました。この節目を記念して、去る2024年3月9日~10日の2日間、2023年度2回目の交流会は戸部眞紀財団設立10周年記念式典を兼ねて神戸にて実施いたしました。全国から総勢300名の現役および過去の研究助成者・奨学生、財団関係者が集い、記念演奏やOBによる近況報告会、懇親会などが行われました。記念演奏では、奨学生OBと現役奨学生によるサクソフォーン、ピアノ、歌唱の演奏を披露いただき会場に華やぎをもたらしました。近況報告会では、財団OB数名に受給当時の思い出や実社会で活躍されている模様をお話しいただきました。それぞれの分野で社会に貢献されている姿を拝見し、とても心強く感じました。また、元プロ野球選手の工藤公廉様をお招きし、記念特別講演をしていただきました。ご講演を通じて参加者の心に響く熱いエールを送っていただきました。懇親会は、同窓会のようなアットホームな雰囲気で行われ、さらには有志によるパフォーマンス(アクロバット体操、中国舞踊、書道パフォーマンス)が披露され、会場は大いに盛り上がりました。
2日目は、「みなと神戸散策コース」と、「大塚国際美術館見学コース」の2つのプログラムに分かれて研修が実施されました。神戸散策コースでは、人と防災未来センターで震災について学びを深め、その後、綺麗な海を眺めながら、ランチクルーズを楽しみました。大塚国際美術館見学コースでは、美術館にて世界の名画を鑑賞した後、北淡震災記念公園島断層保存館を訪問し、防災への意識を再確認しました。
2日間に渡るプログラムの中、分野や世代の垣根を越えた活発な交流がなされ、名残を惜しみつつ、帰路につきました。
10周年記念式典を通して将来を担う人材として立派に成長された皆さまに再会できたことは事務局スタッフ一同何よりの喜びです。
皆さまが様々な方面で益々ご活躍されることを祈念しております。